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インターネットの情報から学習し判断できるロボット脳
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、 コーネル大学の研究者たちは「Robo Brain」と呼んでいるシステムに、インターネットのあらゆる情報を覚えさせている。現時点ではYouTubeの動画を12万本、100万部のドキュメントおよび10億の画像を登録しているという(POPULAR SCIENCE、CNET、Slashdot)。
彼らの目的はネット上の情報を使って人工的な「脳」を作り出すことにある。人間がダンスの方法などを学ぼうとするとき、まずネットの動画などを検索してやり方を覚えることが多い。こうした学習方法は、ロボットにも有効かもしれないと研究者は考えたようだ。
例えば、Robo Brainがマグカップという物質を認識した場合、その使い方として液体を入れる目的で使用され、取っ手を掴んで運べること、また液体をこぼさないように直立に保持する必要があることを学ぶことができる。しかし、中身が空であったり食器洗浄機に運ばれているときは傾けることができるといったことも学べる。高価なトレーニングや再プログラミングを必要とせず、新しい状況に適応する自律した人工知能を作り出せる、という話のようだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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