パワコン10台の接続が可能 三菱電機が太陽光発電システム用カラーモニターを発売

2014年8月22日 14:03

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三菱電機は、低圧連系の住宅用太陽光発電システム用モニターとして、10台までのパワーコンディショナーを接続できる、新しいカラーモニター「エコガイド」を12月から発売する。

三菱電機は、低圧連系の住宅用太陽光発電システム用モニターとして、10台までのパワーコンディショナーを接続できる、新しいカラーモニター「エコガイド」を12月から発売する。[写真拡大]

 三菱電機は22日、低圧連系(10kW~50kW未満)の住宅用太陽光発電システム用モニターとして、10台までのパワーコンディショナー(直流発電電力を交流電力に変換する装置、パワコン)を接続できる、新しいカラーモニター「エコガイド」を12月から発売すると発表した。

 住宅用太陽光発電システムは、マンションなどの集合住宅や中小規模のオフィスでの普及が進む一方、発電電力や消費、売電状況などの“見える化”によって、省エネ・節電に役立てる動きが強まっている。今回の新しいカラーモニターは、1台のモニターで複数のパワコンの電力状況をウオッチできるほか、パワコンとの通信距離も従来の2倍の100mまでが可能となるなど、利便性が向上した。また、表示機能も、過去の実績のグラフ表示や時間帯別消費電力など、よりきめ細かく表示できるようになっている。

 住宅用太陽光発電システムの市場は、発電電力の固定価格買取制度などの支援によって、年々拡大し、2013年度では、前年度比27%増の236万7000kW(太陽光発電協会調べ)に達している。中でも、容量10kW以上50kW未満の低圧連係システムの需要が増えており、これらに対応する発電モニターが求められている。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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