関連記事
人工知能の次のターゲットは「人狼」
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 チェス・将棋と人工知能が次々と人間を打ち破る中、専門化の間では、次のターゲットとして騙し合いゲーム「人狼(汝は人狼なりや?)」が想定されているようである(研究ページ、解説スライド、Togetterまとめ)。
「人狼」は、村人と村人に化けた人狼に扮したプレイヤー同士が、他のプレイヤーとの会話からその正体を探り、相手チームを打ち破る、といういわゆる騙し合いや駆け引きを中心とした人気ゲーム。ゲームのタイプとしては、ゲーム内の情報がプレイヤーに開示されない不完全情報ゲームにあたる。言葉や行動から相手の思考を読んだり、信頼を獲得したりといった点が重要な要素となる、いわゆるAIが苦手な分野である。
まだ研究は始まったばかりで、現状では人工知能のためのプロトコルを整備している状態のようだが、このプロトコルを利用した人狼エージェントを募集しての大会も予定されているようなので、腕に覚えがある人や人工知能に興味のある人は参加を考えてみるのもいいかもしれない。来月のCEDEC2014では本件のディスカッションも予定されているとのこと。
スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | テクノロジー | 人工知能 | サイエンス
関連ストーリー:
30年間目立たないように開発が続けられていた人工知能システム 2014年07月07日
人工知能は本当にチューリングテストに合格したのか 2014年06月15日
Googleの野心的な人工知能作成計画 2014年02月28日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク