30代管理職、男性よりも女性のほうが満足度が高い

2014年8月16日 17:56

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記事提供元:エコノミックニュース

 男性管理職よりも、女性管理職のほうが仕事に対しより満足度が高く会社からの評価にも満足していることが株式会社リクルートキャリアの調査で分かった。

 調査対象は30代の男女管理職。満足度に関し、「会社からの評価に満足している」の問いに対して、「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた人は、男性38.3%なのに対し女性は54.6%となった。仕事と私生活の充実すなわち「ワークライフバランスがとれている」に対しては、男性34.4%、女性は50.7%。

 仕事に対する意欲に関して、「仕事が楽しい」と答えた男性は42.2%、女性は52.2%。「やりがいがある」と答えた男性は50.6%。女性は58.7%。「成長実感がある」と答えた男性は、40.8%。女性は46.7%。いずれも女性が高い。

 自己投資に関して、「ビジネススクール」にかける費用の月平均は、男性が0.15万円なのに対し、女性は0.99万円。「ビジネス書」は男性が0.42万円、女性が0.60万円となった。いずれも女性が高い。

 一方、ビジネススキル・マインドに関しては男女差がみられた。男女差が最も大きかったのが「柔軟性」。45.3%の女性が柔軟性が必要だと考える一方で、同様に考える男性は28.6%にとどまった。逆に「リーダーシップ」は、男性が高く、同41.6%、女性30.7%となった。「チャレンジ精神」は女性48.0%、男性40.3%であったが、「ストレス耐性」は男性42.2%、女性34.7%となった。女性は男性に比べて、仕事を行う上でリーダーシップよりも柔軟性を重視している一方で、周囲からのストレスやプレッシャーにじっと耐えるよりも、新しくチャレンジしていくほうがいいと考える傾向にあるようだ。

 調査対象の属性にも差異がみられる、既婚者は男性が74.7%なのに対し、女性は54.7%。子どもの有無に関しては男性が62.9%、女性41.3%となっている。男性よりも女性管理職のほうが仕事に対して前向きで充実しているというよりは、女性管理職のほうが家庭に向き合う時間が少ないため、より仕事にのめりこめる土壌があるとの見方もできる。また、そもそも家庭よりも仕事に対するモチベーションが高い女性が管理職まで上り詰めやすいと考えることもできる。(編集担当:堺不二子)

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