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NASA、「空飛ぶ円盤」の実験動画を公開
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、 NASAが開発中の「空飛ぶ円盤」のような火星着陸用実験機「Low-Density Supersonic Decelerator(LDSD)」について、今年6月に行われた実験結果を報告した。ジェット推進委研究所の実験責任者Ian Clark氏によると、目的としていたテストの大半はクリアできたという。実験時の動画についても公開されている(San Jose Mercury News、Ars Technica、WIRED、Slashdot)。
今年の6月に行われた実験では、パラシュートが破れてしまい着陸に失敗したように見えた(NASAの「空飛ぶ円盤」、ハワイ沖に墜落)。しかし同氏によると、LDSDは19万フィート(約58キロメートル)の高さから最大マッハ4の速度で落下したものの、落下中にLDSD周囲に取り付けられているチューブをハリセンボンのように広げることで空気抵抗によりLDSDを劇的に減速させることができたという。実験後の分析でも、これらの機能が正常に動作していたことが判明したそうだ。
来年に計画されている2回目の実験では、もつれて破れたパラシュート部分の改良を行うとしている。
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