関連記事
ドイツ政府が購入したとの話がある監視ソフト「FinFisher」のパンフレットや価格表などがリークされる
あるAnonymous Coward 曰く、 以前、世界36カ国で使われている商用スパイウェアとして話題になった「FinFisher」のドキュメントがリークされたそうだ(golem.de、Slashdot)。
関連文書をリークしたのは、FinFisherの制作元であるGamma Internationalをパロディ化、皮肉などをつぶやいている@GammaGroupPRというTwitterアカウント。この文書はDropBox上にアップされているが、アクセス集中により現在アカウントが一時無効化されており、ファイルはダウンロードできない。また、The Registerによると、Gamma Groupのドイツ部署がドイツ政府と警察機関にFinFisherスパイウェアを販売し、書類の日付は今年の4月4日だという。
FinFisherは著名なウイルス対策ソフト35製品のチェックを回避できたこと、Windowsストアアプリ版Skypeは監視対象外であること、OS XのSkypeを監視しようとすると「記録モジュールがインストールされた」という通知が表示されるためにFinFisherの存在がバレるといった情報も出ているそうだ。
そのほか、Heise Onlineの情報によれば、ドイツ政府は15万ユーロでトライアル・ライセンスを購入したようだ。ただし、国家安全保障上の理由から契約内容は非公開となっているという。また完全版である「リモート監視ソリューション」を利用するには150万ユーロの費用が掛かるとも伝えている。
FinFisherはFinSpyの名前でも知られており、2011年10月にウィキリークスによって公開されたことで認知されるようになった。
スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | 検閲 | 情報漏洩 | プライバシ
関連ストーリー:
米国家安全保障局、プライバシーに敏感なインターネットユーザーを監視対象に 2014年07月05日
世界36カ国で使われている「商用スパイウェア」 2013年05月08日
スパイウェアを利用したFBI特別捜査官、息子の通う学校の校長による児童ポルノ検索を偶然発見 2012年12月02日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク