【木村隆のマーケット&銘柄観察】日東電工は今期第1四半期の業績好調、今期増額が有力

2014年8月8日 11:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日東電工 <6988> は7月31日に今2015年第1四半期の好調な決算を発表した。それを受けアナリストがレーティング最上位継続、目標株価の引き上げに進むなど、人気化に走りそうな状況となってきた。

  オプトロニクス部門では現在、スマートフォン、タブレットPC向けに、ガラス製のタッチパネルと比較して「薄く、軽く、割れない」点を訴求してITO(透明導電性)フィルムの拡販に努めている。エレクトロニクス分野向けの製品は継続的な価格下落を免れないものの、今期はそのペースが鈍化し、最終製品の市場拡大とそれに対応した生産能力増強による数量増、生産性改善・コスト削減の効果と相まって、この部門の業績は着実に向上しよう。

  近年急速に生産台数を伸ばしている中国のスマートフォンメーカー向けを中心に、プリント回路の出荷が増加している。ここでは、精度の高い製品を安定供給できる競合メーカーが少なく、好採算を確保できている模様だ。

  インダストリアルテープ部門も増収、増益となる見込み。主要顧客となる自動車業界では、新興国や米国を中心に生産台数が堅調に推移。同社は海外を含めて世界中に顧客基盤を持ち、生産能力の拡充も進んでいる。絶縁材などで強みを持つ同社にとって自動車の電装化進展も追い風となり、この分野の業績は着実に拡大しよう。

  その結果、今3月期の上方修正が有力で、会社側見通しの780億円を上回る850億円(前期722億円)への増額が有力になってきた。業績見直しの動きが強まりそう。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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