早稲田大、一目惚れの性ホルモン分泌メカニズムを解明

2014年7月18日 14:50

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今回の研究成果をまとめた図(早稲田大学の発表資料より)

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 早稲田大学の筒井和義教授らによる研究グループは、異性の存在によって性ホルモンの分泌が変化するメカニズムを明らかにした。

 動物は、群れからはぐれたり異性とカップルを作ったりすることで、性ホルモンの分泌が変化することが知られている。しかし、このような社会環境の変化が起きる時、脳がどのような活動をしているのかは明らかになっていなかった。

 今回の研究では、日本ウズラを用いた実験で、雌を見た雄の脳では生殖腺刺激ホルモン放出抑制ホルモン(GnIH)が増加していることや、GnIHの増加によって男性ホルモン(テストステロン)の血中濃度が下がることが明らかになった。

 ヒトを含む哺乳類でも同じメカニズムが存在すると考えられており、今後さらに一目惚れをする時の神経機構や分子メカニズムが解明できると期待されている。

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