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北大、650~850nmの可視・近赤外光も利用可能な人工光合成システムを開発
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 7月9日、北海道大学が、従来の人工光合成では利用することができなかった650~850nmの可視・近赤外光を利用できる人工光合成システムを開発したと発表した(マイナビニュース、プレスリリースPDF)。
人工光合成では、光を使って水を水素と酸素に分解するが、今回のシステムでは0.05wt%のニオブを添加したチタン酸ストロンチウム単結晶基板を使用し、表面には金ナノ粒子を、裏面には白金版を配置。複雑な構造を持たない反応槽で水素と酸素を発生させることに成功したという。金ナノ粒子側では酸素が、白金側では水素を発生させることができるそうだ。
将来的には水素だけではなく、アンモニアなどの水素エネルギー密度の高い化学物質への変換も推進し、車などの移動体への搭載も可能にする技術へと発展させたいとのこと。
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