東芝、胸部で測定した生体情報をスマホにBluetoothで転送する「Silmee Bar type」を発売

2014年7月9日 16:49

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東芝が発売する貼付け型ウェアラブル生体センサ「Silmee Bar type」

東芝が発売する貼付け型ウェアラブル生体センサ「Silmee Bar type」[写真拡大]

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 東芝は9日、貼付け型ウェアラブル生体センサ「Silmee Bar type」を9月から大学、研究機関、企業向けに発売すると発表した。

 本製品はゲルパッドを胸部に貼りつけることで、心電位、脈波、体動、皮膚温の4種類の生体情報を同時に連続計測する。計測したデータをもとに、心拍間隔、脈波間隔、体動量、姿勢を算出し、Bluetoothによる通信でスマートフォンやタブレットに結果を表示することができる。なお、同社では、制御、通信を行うインターフェース仕様「Silmee API」をパートナーに提供するという。

 同社では一例として、睡眠の質を解析するのに活用できるとしている。本製品を使えば、電極を貼り付ける大規模な検査をせずに、心拍間隔、脈波間隔の変動値をもとにして、自律神経解析を行うことができるとしている。

 サイズは幅約64×奥行28×高さ9.6(mm)(最厚部)、質量は約14.6g。連続使用時間は約24時間。IPX5 / 7の防水性能を有する。

 同社では、16日~18日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「国際モダンホスピタルショウ2014」に本製品を出展するという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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