『朝鮮ガンマン』イ・ジュンギ、本格的ストーリーの始まり

2014年7月7日 22:11

印刷

『朝鮮ガンマン』のイ・ジュンギが銃殺され、3年後銃を持って再び現れた。

『朝鮮ガンマン』のイ・ジュンギが銃殺され、3年後銃を持って再び現れた。[写真拡大]

 『朝鮮ガンマン』のイ・ジュンギが銃殺され、3年後銃を持って再び現れた。

 3日に放送されたKBS水木ドラマ『朝鮮ガンマン』(脚本:イ・ジョンウ、ハン・ヒジョン、演出:キム・ジョンミン、チャ・ヨンフン、制作:朝鮮ガンマン文化産業専門会社、KBSメディア)の第4話では、パク・ユンガン(イ・ジュンギ)が刀を捨て銃を持つことになった事情がスピーディーに描かれた。

 70分という時間も忘れさせるほどのスピード感だった。そしてこの回ではガンマンとして戻って来たパク・ユンガンの本格的な活躍に対する期待感を高めたが、それとともに視聴率も上昇した。視聴率調査機関AGBニールセンコリアによると、第4話は視聴率8.7%を記録、これは前日より0.7%上昇した数値で、自己最高視聴率である。

 この日の放送では、パク・ユンガンが父パク・ジナン(チェ・ジェソン)に対する誤解と恨みを解いたが、最終的には父の死を目撃しなければならなかったという切ないストーリーが視聴者の胸を打った。

 幼い頃、盗賊たちに捕まって死んだ母親のことが心の傷として残っているユンガン。父親が盗賊たちの提案を無視して行動したことがその理由だと思い込んだユンガンは、その時から父親を恨むようになった。

 しかしユンガンはムドク(カン・ソンジン)に拉致された妹ヨナ(キム・ヒョンス)を助けるため父親と手を握った。銃の脅威の中久しぶりに心を一つにした父子は、対話を通じてこれまでの誤解を解いた。ユンガンは父親への感情を全て吐き出し、父もまた息子に申し訳ない気持ちを伝え二人は和解した。

 しかし父は結局狙撃手チェ・ウォンシン(ユ・オソン)から銃殺され、ユンガンは父の遺体を抱きしめながら嗚咽した。さらに今度はキム・ビョンジェ(アン・ソクファン)の陰謀によりパク・ジナン一家は逆賊に追い込まれた。ユンガンには首切りの刑が下され、ヨナは奴婢の身分に転落させられた。

 この時、「しばらくの間逃げて」と手を差し伸べたスイン(ナム・サンミ)の助けによって逃亡したユンガン。しかし渡し場で切ないキスを交わしスインを見送ったその瞬間、何者かの銃に撃たれ水面下に墜落した。それから3年後、洋装に身を包んだ紳士が朝鮮に戻って来た。彼こそユンガンだった。

 刀の時代の終わりを予感していたパク・ジナンは朝鮮最高の剣客らしく刀と共に死を迎えた。そしてそんな父親の死を傍で見守るしかなかったパク・ユンガンは、3年という時間の間に復讐の刃を研ぎ、ハンゾウという日本人になりすまし朝鮮に戻って来た。『朝鮮ガンマン』の本格的ストーリーは今始まったばかりだ。

 『朝鮮ガンマン』は毎週水木曜日の夜10時から放送中。(翻訳:宮本りさ)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

関連記事