「忘れられる権利」による削除申請、1ヶ月で7万件以上。大手メディアも対象に

2014年7月4日 19:22

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 欧州で、「忘れられる権利」に基づくGoogle検索に対するインデックスからの削除申請受付が開始されているが(過去記事)、開始から1か月を過ぎた段階でGoogleには7万件を超える削除申請が送られているという(AFPBBニュース)。

 削除対象は個人サイトだけでなく大手マスコミも対象で、BBCやGuardian、MailOnlineといったサイトの記事が実際にGoogleの検索結果から消えているそうだ。

 検索結果から削除された理由は公にはされないそうで、誰が削除申請を行ったのかは分からないが、特定の人物についてのみ触れている報道記事も削除されているとのことで、「ジャーナリズムの一例が殺された」との批判が出ている。

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