FFmpegのLZO実装コードに脆弱性、20年前から存在

2014年7月2日 13:05

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記事提供元:スラド

 6月29日にリリースされたFFmpeg v2.2.4/2.1.5/2.0.5/1.2.7/1.1.12/0.10.14では、20年前から存在していた脆弱性が修正されているという(窓の杜)。

 The Mouse Trapによると、これはLZO圧縮アルゴリズムを実装した部分に存在しており、特定の状況でバッファオーバーフローが引き起こされるという。LZO圧縮アルゴリズムは1994年にMarkus Oberhumer氏によって開発され、オープンソースの実装が存在している。今回発見された脆弱性はこのオープンソース実装に含まれていたとのことで、おなじ実装を使っているほかのソフトウェアでも同様の問題が発生する可能性があるという。

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