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【話題】イラク情勢緊迫・原油高の中、NYダウは最高値に迫る勢い、シェールガス効果か
NYダウの強さが目を引いている。18日(水)は98ドル高の1万6908ドルと続伸した。ウクライナ、イラクの情勢が緊迫化している中での強さに注目度が高くなっている。
連邦公開市場委員会(FOMC)が、2014年の経済成長率見通しを2.9%から2.1~2.3%へ引下げたことで、このところ物価上昇(インフレ警戒)を背景に長期金利が上昇となっていたことから、物価沈静への期待となっているようだ。
また、市場から国債等を買い付ける額を6月も100億ドル縮小し月額350億ドルとする。この点についても、足元の景気が堅調な証として受け取られているようだ。
一方、マーケットが注目しているのは、ウクライナとイラク情勢の緊張で原油価格が急伸している中でのNYダウ続伸に対してである。前週時点では、今週のNYダウは急落するだろうとの見方がけっこう多かった。
ウクライナ、イラク緊迫の中で最高値1万6970ドル(場中値・6月9日)まであと60ドル余りに迫っている強さについては、やはりアメリカが、「シェールガス」を持ったことによる効果とみることができるだろう。シェールガス保有前だったら、恐らく、NYダウは急落したものとみられる。
極端に言うなら原油価格がいくら上がろうとアメリカには影響はなく、むしろ、原油面での制約を受けないからアメリカは外交上でも優位に立つことができる。
政治、経済面にシェールガス効果は非常に大きいといえる。NYダウは世界情勢混乱の中で2万ドルを目指す可能性もありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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