食中毒の原因となる細菌を手早く検出できるセンサー技術

2014年6月19日 11:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 サウサンプトン大学の研究者が、調理された食品表面をチェックし、食中毒の1種であるリステリア症の原因となる病原体を見つけ出せるセンサーを試験運用しているという。このセンサーは4カ国6協力機関のコンソーシアムの協力により開発されたもので、試験のためのサンプルを離れた場所にある実験室などに送る必要なしに検査を行うことができるという(gizmagサウサンプトン大学Slashdot)。

 米疾病対策センター(CDC)によると、米国では毎年、約4800万の人々が病気になる。そのうちの約12万8000人は入院、そして約3000人が食中毒によって死亡している。そして食中毒のうち、約260人の死亡原因となっているのが感染性病原体リステリアによって引き起こされるリステリア症だという。リステリア症は嘔吐、下痢などの症状が出たあとに、他の部位に広がり、最終的には髄膜炎などのより重篤な合併症を引き起こす可能性があるという。

 リステリア限定でかつ有害な生細胞と無害な死細胞を区別できないものの、研究室では数日必要とする細菌検出を3~4時間以内で行うことができるとしている。

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