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蚊を遺伝子操作してメスを少なくすることでマラリアを防ぐ技術
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 毎年60万人以上の死者を出し、人間の死因No.1として知られるマラリアだが、その対策として媒介者である蚊の遺伝子を組み換えて雄だけを増やし、最後には全滅させるという手法が研究されているらしい。通常の蚊の個体群では50%の割合で雄が生まれるのに対し、この性別産み分け技術を用いると、生まれてくる世代の約95%が雄になるという。雌の割合が極めて少なくなるため、この蚊の個体群は最終的に崩壊し、吸血性の雌によって運ばれるマラリア原虫が人間にもたらすリスクを抑えることができるという仕組み(AFPBB)。
研究では、マラリア原虫の媒介蚊として最も危険度が高いガンビアハマダラカをターゲットにしているとのこと。実験では6世代以内で個体群が全滅したという。一方反対論として、ある1種の蚊が全滅した場合、危険を及ぼす恐れのあるライバル種が近くから移動してくる機会が広がるという環境保護論者たちの指摘もあるようだ。
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