食品の放射能汚染問題を扱った漫画「そばもん」一話まるごと無料公開中

2014年6月1日 12:57

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記事提供元:スラド

usagito 曰く、 ビッグコミックスピリッツ誌の連載漫画「美味しんぼ 福島の真実編」は東京電力福島第一原発事故による放射能汚染の問題を扱って大きな話題となったが、実は、同じ小学館のビッグコミック誌の連載漫画「そばもん 会津編」でも、同時期に食品の放射能汚染の問題を扱っていた。「美味しんぼ」とは違う切り口で、こちらも反響が大きかったという。この「そばもん」第134話を「マンガを愛するみなさんには、一部分だけではなく、すべて読んだうえで語ってほしい」との趣旨から、「福島産という名前だけで避けていませんか?」という問いかけとともに、コミスンが全ページPDFで無料公開している(6月9日まで。5月24日から発売中の号の話はこの続き)。「美味しんぼ」には辛口の評価も多かったようだが、「そばもん」の放射能汚染の描写は、/.Jのみなさまにはどう映るだろうか?

 毎日新聞では「そばもん」の作者山本おさむ氏など、福島を描く3人の漫画家にインタビューしている。なお、シンガポールのリー・シェンロン首相は5月31日、福島県産食品の輸入停止措置解除を安倍首相との首脳会談で表明したとのことだ(毎日新聞の記事47NEWSの記事)。

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