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ブラック・キーズ『ターン・ブルー』がマイケルを抑え初の全米No.1獲得
マイケル・ジャクソンを抑え、ブラック・キーズの『ターン・ブルー』がNo.1デビューを果たした、5月31日アルバムチャート。
2002年のデビューから12年、通算8枚目となるスタジオアルバムで、164,000枚と高セールスをマークし、通算3枚目のTOP10入り、そして初のNo.1を獲得したブラック・キーズ。オーストラリアとカナダでも同時に首位に立ち、UKでも2位と各国でこれまでの記録を塗り替えている。3月にリリースされた先行シングル、「フィーバー」がアダルト・オルタナティブ・チャート、総合オルタナティブ・チャートでNo.1を獲得し、タイトル曲と共に話題を呼んだことが、アルバムのヒットに繋がった。また、6月下旬から夏のフェスへの参加が多数、予定されているため、今後もアルバムのロングセラーが期待できそうだ。
惜しくもNo.1デビューには至らなかったが、マイケル・ジャクソンの『エスケイプ』は、157,000枚を獲得して2位に登場した。ジャクソン5から独立し、1972年にアルバム『ガット・トゥ・ビー・ゼア』(14位)でデビューしてから42年。続く2ndアルバム『ベン』では5位まで浮上し、モータウン脱退後、初のアルバムとなる『オフ・ザ・ウォール』で3位、そして82年の『スリラー』で初のNo.1獲得と共に全世界で最も売れたアルバムとして認定されたマイケル。その3作を含め、オリジナルでは6作、本作と前作『マイケル』(2010年3位)を含めると、これで通算8枚目のTOP10入りを果たしたことになる。
カントリーチャートでは、ほぼ全シングルがTOP10入りを果たし、デビューアルバム以外、全てNo,1を獲得しているラスカル・フラッツの新作、『リウィンド』は5位にデビュー、本作でもカントリー・チャートではNo.1アルバムとしてデビューし、タイトルソングは、5位まで浮上した。続いて6位には、ドリー・パートンの『ブルー・スモーク』が初登場。こちらもカントリー界からのランクインで、なんと通算42枚目のスタジオ・アルバムとなる。カントリー・チャートでは5枚のNo.1アルバムがあるものの、総合チャートではいまだ、首位を獲得したことがないというのも意外な事実で、本作で獲得した6位というのは、ドリーにとって最高位となった。
そして、こちらもベテラン・シンガーのランクイン。7位にはデビュー22年目のトリ・アモス、10位には30周年をむかえたマイケル・W・スミスの新作が、初登場。今週はマイケルを筆頭に、ベテランシンガーのアルバムが多数、TOP10内にデビューした。次週は、コールドプレイの新作、『ゴースト・ストーリーズ』が上位にランクインする。
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※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。
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