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ジョン・レジェンドが母校ペンシルバニア大で行なった感動のスピーチとは
“成功のカギ、幸せのカギは、愛に心を開くこと”……ジョン・レジェンドは、そう新卒業生たちに話した。
グラミー賞の受賞や米ビルボード・シングル・チャート“Hot 100”で初めて1位を獲得する以前、ペンシルバニア大学に通うオハイオ州スプリングフィールドの青年だったジョン・レジェンドが、5月19日、母校の学位授与式で力強いスピーチを行なった。
新卒業生を前に「ミュージシャンだから、いつも仕事に行く時間より10時間も早いからね、すぐにでも昼寝したいよ」と冗談を言うレジェンドは、その数秒後、“君たちすべて/僕にのしかかる/僕がペンシルバニア大学に行ったと聞かされるのに君たちはウンザリ/何でまた呼び戻したんだい?”と、彼のスマッシュヒット「オール・オブ・ミー」を自虐的なリミックスで口ずさむと、「これは今この国で一番人気の曲が僕のものだと、僕なりの謙虚を装った自慢の仕方なんだ」と笑ってみせた。
なお、レジェンドのスピーチの大部分は、“自分の道”を見つける上での博愛や情熱、愛の大切さについてのもので、彼にとっての道は、祖母の死や両親の離別による“戸惑いや混乱”に打ち勝つ助けとなった音楽への興味が関わっているとした。さらに、とても若くして音楽と恋に落ちたと聴衆に語った彼は、「若い頃に愛の対極は憎しみだと教わったが、それは違う。憎しみは予期せぬ副産物であり、結果なんだ。憎しみを持つ人はクールじゃないし、誰にも望まれない。憎しみはある1つのことから生まれる。それは“恐れ”だ。恐れが愛の対極なのだ」と加えた。
チャートインから30週かけて頂点に登りつめたレジェンドの「オール・オブ・ミー」は、先週、Hot 100チャートで2週連続1位となった。同曲は昨年リリースの4枚目のソロ・スタジオ・アルバム「ラブ・イン・ザ・フューチャー」に収録されている。
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※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。
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