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関電大飯原発3、4号機に地裁が運転差し止め
記事提供元:エコノミックニュース
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について「安全性が確保されていない」として、周辺住民らが関電を相手に再稼働の差し止めを求めた訴訟の判決で、福井地裁は21日、大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた。
「大飯原発から250キロメート圏内に居住する者は原発の運転によって直接的にその人格権が侵害される具体的な危険がある」と画期的判決となった。共産党の志位和夫委員長は「国民世論が司法を動かし、理性的判決を勝ち取った」と評した。
同原発は定期検査に入っていて現在停止中。原子力規制委員会が再稼働の前提になる安全審査を進めている。判決は「大飯原発は地震の際の冷却機能や放射性物質の閉じ込め構造に欠陥がある。また(関電想定の地震最大の揺れ「基準地震動=700ガル」については)基準地震動を超える地震が到来しないというのは根拠のない楽観的見通しに過ぎない」とした。関電は控訴する方針だが、最大限の安全重視が求められよう。(編集担当:森高龍二)
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