ユニクロのオリジナルTシャツ作成サービスで著作権譲渡に関する規約が話題に

2014年5月20日 17:01

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記事提供元:スラド

 ユニクロが、オリジナルデザインのTシャツをスマホでデザインできるサービス「UTme!」を発表した。ユーザーはスマートフォン向けアプリもしくはWebサイト上でTシャツをデザインし、それをプリントしたTシャツを1枚1990円で購入できるというものだ。これに対し、投稿したデザインの著作権に関する問題が指摘されている。fuminoli 曰く、

 togetterで「ユニクロ『UTme!』の権利帰属に関する利用規約が凄い」にまとめてありますが、スマートフォンで自作のTシャツが作れるというユニクロの新サービス「UTme!」の利用規約には著作権に関するすべての権利を無償で譲渡する旨が含まれています。

 利用規約の第九条(権利帰属)iiiには「ユーザーは、投稿データについて、その著作物に関する全ての権利(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含みます)を、投稿その他送信時に、当社に対し、無償で譲渡します。」とあり、また次に「ユーザーは、当社及び当社から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。」とあります。

 案の定まとめサイトなどやtwitterで炎上中であり、Yahoo!リアルタイム検索でも現時点でつぶやかれているキーワード第二位になっています。

 Webサービスの著作権に関しては以前から何度もトラブルになってきていますが、今度はユニクロです。今後の成り行きが気になるところです。

 なお、作成したデザインの投稿時には利用規約が表示されるのだが、それなりの長さ、分量のため著作権譲渡に関する点に気付きにくい点は問題だろう。

 なお、ITmediaによると、この指摘を受けてユニクロ側は規約の変更を行う模様。

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