Google Glassはまだ高すぎる?

2014年5月20日 16:00

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 米国の現地時間で14日より、米国内でGoogle Glassの一般向け販売が開始されたが、Huffington Postによれば、製造コストに対して1500ドルという値段は高すぎるので今はまだ購入すべきでないという。

 分析情報専門企業のIHSによれば、Google Glassを「分解分析」したところ、ハードウェアにかかっている費用は152.47ドルと推定されるという。これは販売価格の10分の1程度でしかない。また、同様にガジェット分解で知られるteardown.comは、製造コストを79.98ドルと推定している。

 こうしたコストの予想に対してGoogleの広報は、「Glassの製造にはもっと大きなコストがかかっている」とし、IHSのコスト予想は「とんでもなく外れている」とHuffington Postに伝えている。だがどんなに開発に膨大なコストがかかっているのだとしても、他のガジェットと比較した場合、Google Glassの値段が高すぎるというのは明白である。たとえばiPhone5Sの場合、製造にかかるコストは191ドル(IHS調査)だが、いわゆる「縛り付き」の契約であれば199ドルで購入でき、そうでない場合でも649ドルで購入できる。

 また、今後Google Glassの値下げが行われるとの見方もある。現在は顧客からのフィードバックをもとにGlassを改良するという目的の下、Googleがあえて顧客の数を絞っており、そのため値段を1500ドルに設定しているのではないかという。Glassの噂が出始めた2012年にGoogle従業員らも、Glassは「スマートフォンと同じくらいの値段(250〜600ドル)になるだろう」と予想していた。

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