VESA、AMDの「FreeSync」をDisplayPort 1.2aで標準化

2014年5月16日 16:26

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 2014年5月12日、VESAはDisplayPort 1.2に「Adaptive-Sync」を追加すると発表した。Adaptive-SyncはGPUとディスプレイのリフレッシュレートを自動同期する技術。同様の技術はAMDが「FreeSync」、NVIDIAがディスプレイを同社製GPUと自動同期させる「G-SYNC」を提唱していた。Adaptive-SyncはAMDのFreeSyncをDisplayPort 1.2aの仕様に実装した形となる。NVIDIAのG-SYNCは、複数のディスプレイで採用されているが、ディスプレイ側に専用の基板を必要としていた(HOT HARD WARE4gamer.netPC Watchslashdot)。

 Adaptive-Syncを利用することで、ゲームではラグや遅延、テアリング(tearing)のない滑らかな画面表示が可能になり、ビデオ再生ではカク付きがなくなり、デスクトップ表示や低フレームレートのビデオ再生時には大幅な消費電力の低減が可能になるとしている。Adaptive-SyncがDisplayPort 1.2aに実装されたことにより、DisplayPort 1.2対応ディスプレイ、ビデオカード、ケーブルの組み合わせではデフォルトでAdaptive-Syncが使用できるようになる見込み。対応ディスプレイは年末に出荷される予定だという。

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