Anonymous、インターネットに依存しない無線通信ネットワークを構築するソフトウェアを公開

2014年5月15日 16:01

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記事提供元:スラド

je1ocv 曰く、 アラブの春への関与や日本での違法ダウンロード刑事罰化に対する抗議における霞ヶ浦河川事務所への誤爆で知られるAnonymous(アノニマス)が、政府の検閲下でもインターネットを使わずに通信するためのソフトウェア「AirChat」を公開した(WIRED)。

 AirChatは貧困問題や政府による情報統制、天災によるインフラの破壊といった状況化で無線による通信を行うためのソフトウェアで、行われる通信は暗号化でき、Torネットワークなどを用いて匿名性を確保することができる。

 資料によると、信号の変調はPCのサウンドデバイスからの音声を無線機に入力することで行い、無線機としては「世界中で手に入る中国製の一つ40ドルのFMトランシーバ」を想定しているそうである。なお、日本でのアマチュア無線は暗号化が禁止されているため、このソフトウェアの動作確認を日本国内で行うのは困難であることを付け加えておく。

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