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13年度の経常黒字、7,889億円で過去最少
経常収支の推移を示すグラフ(財務省の発表資料より)[写真拡大]
財務省が12日発表した2013年の国際収支状況(速報)によると、海外との取引状況を示す経常収支は7,899億円の黒字だった。前年度比81.3%減で、比較可能な1985年以降で最少となった。原油や液化天然ガスなどの輸入額が増加したことが響いた。
貿易・サービス収支は、14兆4,422億円の赤字で、赤字幅は前年度から約1.5倍に拡大した。
輸出は前年度比12.2%増の69億8,039億円と3年ぶりに増加したが、輸入が同12.2%増の80兆6,681億円と輸出の増加を上回り、貿易収支は10兆8,642億円の赤字だった。
輸出の内訳では、主要地域別では、対米国同(前年度比15.9%増)、対中国(同14.6%増)など増加し、商品別では、自動車(同15.9%増)、有機化合物(同30.9%増)などが増加した。
輸入は、主要地域別で、対中国(前年度比21.0%増)、対中東(同17.8%増)などが増加。商品別では、原粗油(同18.4%増)、液化天然ガス(同18.2%増)、半導体等電子部品(同44.0%増)などが増加した。
原油価格は、ドルベースでは1バレルあたり110.00ドルで前年度比3.4%減、円ベースでは、1キロリットルあたり69,217円で同16.6%増だった。
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