関連記事
三井住友建設、建材一体型の太陽光発電システムを開発
三井住友建設は9日、太陽光発電と、自然通風と採暖による省エネルギーを組み合わせた建材一体型太陽光発電システムを開発し、自社施設に導入したと発表した。冷暖房や太陽光発電の効率を高められるという。
同システムは、汎用的な太陽電池モジュールとデザインパネルで構成される外装と、設置角度が変えられる太陽電池ユニットで構成されている。
夏季には上下の可変ユニットを解放し、自然対流による通風で外装ユニット裏面の温度上昇を抑制し、発電効率を約4%向上させる。同時に、外壁からの伝熱による冷房負荷のピーク値を約55%削減する。
冬季には、下段の可変ユニットのみを開放し、外装太陽電池裏面で暖められた空気を室内に導入することで、外気取り入れにともなう暖房負荷を約48%削減する。可変ユニットは外壁の最下段と最上段に設置し、太陽高度に合わせて発電量が最大になる角度に調整することができる。
スポンサードリンク


