英オープンソースソフウェアよりMicrosoft製品の方が安くつく?

2014年5月7日 14:32

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 英ハンプシャー州議会の情報統括役員(CIO)を務めるJos Cresse氏が英ITニュースサイト「Computing」に対し、フリーソフトウェアやオープンソースソフトウェア(FOSS)よりもマイクロソフト製品を選択したほうが長期的に見て費用を低く押さえられると述べている(Network Worldslashdot)。

 理由として、職員の大半がマイクロソフト製品に慣れていること、またマイクロソフト製品は柔軟性が高くサービス業務の改善に役立っていることを挙げている。つまり真のコストとは、ライセンス費用だけではなく、所有及び活用にかかる費用を合わせた総コストであり、マイクロソフト製品は運用費を低く抑えるのに役立っているのだそうだ。

 また、Network Wroldの記事によると、ベンダーやサードパーティーによるFOSSのサポート不足を指摘している。FOSSに一部流れるDIY精神は、デバッグやコンパイルができない人にとっては、入手コストが安かったとしても長期的な運用に困難を生じさせることになってしまう。ビジネスユーザーが求めるサポートは、FOSSベンダーの提供できるサポートのレベルを超えており、そのためオープンソースソフトウェアでOracleやMicrosoft製品と同格のものが存在しないのだとのこと。

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