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護岸の進んだ河川や湖沼ではニホンウナギの漁獲量が減少しているとの調査結果
記事提供元:スラド
usagito 曰く、 この数十年で絶滅危惧種とされるまで激減して問題になっているニホンウナギに関して、東京大学大気海洋研究所などのグループが「岸辺をコンクリートで固める護岸などをした割合が高い河川や湖沼ほど、ニホンウナギの漁獲量の減少が激しい」との解析結果をまとめた(日本経済新聞の記事)。
グループでは環境省のデータなどを使用して主要なウナギ漁場だった9湖沼・18河川を調査。その結果、護岸率が高いほど漁獲量の減少が激しく、護岸率が100%近い湖沼ではウナギがほとんど取れなくなるなど、護岸とウナギ減少の関係が明確に示されたという。グループで東大大学院の板倉光さんは「ウナギの隠れ場所や餌が減り、生息環境が悪化したのだろう」「水辺の自然環境を再生すれば、ウナギの生息を回復させることができるかもしれない」としている。
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