中国版Twitter「微博」で嘘の発言をしたユーザーが起訴される

2014年4月17日 14:14

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 中国で、中国版Twitterと言われる投稿サイト「微博(Weibo)」に中国政府に関する虚偽のニュースを投稿したとして、ユーザーが起訴される事案が発生した模様(slashdot)。

 Weiboでは「虚偽」を含む発言や不適切な発言をすると減点というシステムが採用されたことが過去に報じられているが、これだけではなく「正しくない噂をマイクロブログに投稿し、それが500回以上引用される、もしくは5000ユーザー以上に広められた場合にペナルティを科す」というシステムがあるという。中国で嘘の噂を流して実際に裁判沙汰になるのは今回が初めてとのこと。

 今回問題となったのは、2011年に発生した高速鉄道の脱線事故(過去記事)に関するもので、事故にあった外国人旅行者の遺族に対し、国内の遺族よりも多い金額の賠償金を支払うという内容の投稿だったそうだ。これは「国民よりも海外を重視するのか」という政府批判につながるもので、オンラインで広くシェアされて広まったという。

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