トヨタ、ロボットに任せていた工程の一部を手作業へ戻すプロジェクト

2014年4月17日 11:07

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 トヨタがロボットに任せていた工程の一部を手作業へ戻すプロジェクトを進めているそうだ(autoblog)。

 国内13工場で以前は機械で行なわれていたクランクシャフトの製造工程の一部を手作業に戻す予定らしい。個々の作業員が技術を習得することは、よりよいクルマを製造する方法を理解することにつながると考えているためだという。プロジェクト担当の河合満氏によれば、「機械の使い方をマスターするのではなく、機械(ロボット)に教えられるだけの知識と技能を持つべきだ」としている。

 新人作業員にこうした技術を習得させたおかげで、本社工場では(3年前と比べ)生産ラインを96パーセントも短縮でき、廃品の量も減ったととのこと。こうした取り組みは本家を含む海外でも話題になっているようだ(BloombergThe Japan Timesslashdot)。

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