ISSの一部予備機器で故障発生。この状況下でも補給ミッションは実行へ

2014年4月17日 06:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 先週の金曜日、国際宇宙ステーション(ISS)にあるMultiplexer-Demultiplexer」(MDM)と呼ばれる機器の予備が故障していることが判明した。MDMは、熱制御システムや太陽電池パドル回転機構、ロボットアームの移動を支援するモービルトランスポータなどのシステムを動かすために必要なコマンドを中継するコンピュータ装置。メインのMDMは正常に動作しており、乗員の安全性は保たれているという(HNGNResponseslashdot)。

 この状況下で、予定されていたSpaceX社のドラゴンによる補給ミッションを行うかどうかが議題になっていたが、NASAのISSプログラムマネージャMike Suffredini氏は状況は安全であるとして補給ミッションを実行することを決定した。障害の出ているMDMは船外にあるため、誰かが宇宙遊泳して交換作業を行う必要がある。MDMの交換は4月22日に行われる予定だ。

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