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Android向け人気セキュリティアプリ、実はなにもしない見せかけだけのアプリだった
Android向けの人気セキュリティアプリとされていた「Virus Shield」が、実は見せかけだけの詐欺的ソフトだったことが発覚したという(GIGAZINE、Appllio)。Android Policeというサイトの解析で発覚した。すでにGoogle Play上からは削除されている。
Virus Shieldは3.99ドルで配信されていた有料アプリで、レビューでは星5つが818件、4つが452件と高いスコアを得ている(キャッシュ)。
アプリの説明欄(Description)では、「有害なアプリのインストールを防ぐ」「アプリや設定、ファイル、メディアをリアルタイムでスキャン」「個人情報を守る」「強力なアンチウイルスシグネチャ検出」「バッテリーへの影響は最小限」「バックグラウンドで動作」「迷惑な広告は一切無し」などがうたわれていた。しかし、このアプリが持っている機能は実際は「画面上に表示される『X』アイコンをタップすると、チェック済みアイコンに変わる」というだけで、セキュリティ対策機能のための機能は一切無いという。
Android Policeの記事によると、このアプリは3月28日に初めてリリースされ、その後数日で1万件以上のダウンロードを達成。4月2日にはアップデートが行われ、人気有料アプリランキングにも入っていたという。記事では逆コンパイルの結果得られたコードも示されている。
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