ソニーピクチャーズがオープンな映像を著作権を理由にブロックして騒動に

2014年4月7日 13:14

印刷

記事提供元:スラド

whitedog 曰く、 オープンソースで開発されている3DCGソフトBlenderで制作され、2012年にクリエイティブコモンズライセンスで公開されていた動画「Sintel」(Wikipedia記事)について、開発元であるBlender FoundationのYouTube公式チャンネルでアップされていた動画が試聴できなくなっている。著作権侵害を理由にソニーピクチャーズによってブロックされたためで、これに対し疑問や反発の声が上がっている。

 BlenderのニュースサイトであるBlenderNationの記事やコミュニティのblenderartist.orgのスレッドには多くのユーザーからコメントが書き込まれ、「もうソニー製品は一切買わない」「2010年公開なのに、何で今頃」「Elephants Dreamの時もクリエイティブコモンズライセンスを破って自社ソフトの広告に画像を使ってたな」などと議論になっている。

 ソニー側からは今のところ何のコメントもなく、また、公式チャンネル以外でYouYubeにアップされているSintelの動画は視聴可能となっており、それがさらに混乱を招いている状況のようだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | YRO | 著作権

 関連ストーリー:
火星探査機「Curiosity」着陸時の模様を撮影した動画、YouTubeで「著作権侵害」としてブロックされる 2012年08月07日
Universal、MegauploadのオリジナルビデオをYouTubeから削除させる 2011年12月18日
レディー・ガガの公式YouTubeアカウント、出演した日本のTV番組の動画をアップしてアカウント停止 2011年07月15日
Blenderによるオープンムービー第3弾「Sintel」がオンライン公開される 2010年10月04日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事