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急増するジェネリック薬、「知らない」は1%未満
千葉県は1日までに、「後発医薬品」通称「ジェネリック医薬品」の使用状況についての実態調査を行った。調査は、インターネットのアンケートフォームによって行われた。有効回答数は292人。調査期間は、平成26年2月4日~2月17日
年齢については、「60歳~69歳」が30.3%と最も多く、次いで「40歳~49歳」が23.5%となった。また性別については、「男性」が63.7%、「女性」が36.3%となった。
ジェネリック医薬品を知っているかという問いに対しては、「知っている」が55.1%、「多少は知っている」が44.2%となっており、99%以上の人が少なくてもその存在を知っていることがわかった。一方「知らない」と答えた人はわずか0.7%にとどまった。
またジェネリック医薬品について説明を受けたことがあるかという問いに対しては、「はい」が67.1%、「いいえ」が32.9%となった。「はい」と答えた人のうち、説明を受けた相手は、「薬局の薬剤師」が54.4%と最も多く、続いて「病院・診療所の医師」が20.2%、「病院・診療所の薬剤師」が17.5%、「その他」が7.9%となった。9割以上の人が医療機関にて説明を受けていることがわかった。
一方、ジェネリック医薬品を使ったことがあるかについてたずねたところ、「はい」が67.8%と最も多く、続いて「いいえ」が24.7%、「わからない」が7.5%となった。
上記で「はい」と答えた人を対象に、使った理由をたずねたところ、「薬代が安くなるから」が33.5%と最も多く、次いで「効能や効果が同じだから」が28.9%、「医療費の削減に貢献できるから」が16.2%、「医師や薬剤師から勧められたから」が14.8%、「安全そうだから」が6.0%、「その他」が0.6%となった。
また、「いいえ」と答えた人を対象に、使わない理由をたずねたところ、「医師や薬剤師から勧められなかったから」が50.6%で最も多く、続いて「その他」が14.9%、「効能や効果が異なるから」が11.5%、「薬を変えるのが面倒だから」が11.5%、「安全性に不安があるから」が6.9%、「薬代が大きく変わらないから」が4.6%。
ジェネリックを使ったことのある人もない人も、ジェネリック医薬品の「費用面」と「効果効能」「安全性」に焦点を当てていることが推測される結果となった。また、現在使っていない人でも、明確な拒否理由があるわけではなく、「勧められていないから」「面倒だから」といった消極的な理由で使用していないケースが多く見られた。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と全く同じ薬品ではない。一部構造が変えられているものの、効き目や安全性が同等であるものとして製造販売が承認されている医薬品である。政府は、平成30年までに医薬品全般におけるジェネリック医薬品の割合を60%以上にすることを目標としている。これから目にする機会が一層増えることは間違いないだろう。(編集担当:堺不二子)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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