エクサスケール・スーパーコンピュータの開発プロジェクトがスタート

2014年4月3日 07:00

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記事提供元:スラド

zakkaeye 曰く、 2014年3月28日、独立行政法人理化学研究所(兵庫県神戸市)の計算科学研究機構(RIKEN Advanced Institute for Computational Science)は、エクサスケール・スーパーコンピュータの開発に着手すると発表した(PC Watch)。

 このエクサスケール・スーパーコンピュータは、京速計算機システム(京)の事実上の後継となるもの。現在の京に使われているプロセッサ(富士通のSPARC64)の能力拡張版を採用するのか、それともアーキテクチャを一新するのかはまだ不明だが、100倍の高速化を達成するためにどのようなプロセッサやインターコネクトを採用するかが注目される。

 周知のように、京が完成するまでのプロセスはけっして平坦なものではなかった。開発プロジェクトからNECと日立製作所が脱退したために、当初の目標の一つだった複合構成が成らなかったのである。

 エクサスケール・スーパーコンピュータの完成予定は、6年後の2020年。その時にも残っているメーカーはどこなのだろうか。

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