政府審議会、華族制復活を検討[エイプリルフール]

2014年4月1日 10:00

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記事提供元:スラド

[エイプリルフール]
AliceYou 曰く、 4月1日、格差社会の肯定に関する政府審議会が、華族制度復活の検討を行っていることが、Wikileaksを含む複数ソースから確認された。これは、華族制度によって格差を積極的に肯定し、社会の階層を固定することで、欧米並みの経済競争力を確立しようという提言に基づくものである。

 リーク情報に依れば、旧華族で希望する家系はかつての爵位とし、経済などで国家に功績がある人物を新たに男爵とする、などの案が検討されている。また、自衛隊、警察などで功績のあった人物を、一代限りでイギリスのナイト位に相当する準爵位に取り立てる案が提出されている。

 華族には旧制度と同等の特権を付与することも併せて検討されており、その中には、防衛大学の無試験入学枠も含まれる。だが、旧華族の現在中学、高校生である子弟への内々のアンケートでは、その特権を利用したいという回答は全くなかったという報告がリーク情報に含まれていた。

 だが、本提言の真の狙いは、経済人を男爵に叙することで、労働条件に関する訴訟などを行いづらくすることであり、むしろそのための華族制度であるというメモが、流出情報に含まれている。新男爵候補として、政府与党の国会議員を含む複数の経済人の名前がイニシャルにて記載されており、現在裏付けが行われている。

 なお、旧華族の連絡団体である一般社団法人霰会館では、「寝耳に水の話であり、格差肯定や労働者の権利を奪うための手段として華族制度を持ち出されても困る。なにより、あの顔やこの顔が男爵を名乗るのは精神的に耐えられない」と、至極真っ当なコメントを出している。

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