韓国政府、オープンソースソフトウェアをもとにした独自OSの開発へ

2014年3月27日 16:07

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 政府による独自OS開発といえば中国のCOSが記憶に新しいところだが、韓国政府も公共分野向けにオープンソースソフトウェアを活用した独自OSの開発に乗り出す模様(NNAetnews.com)。

 Windows XPのサポート終了を機に脱Windows依存を目指すもので、未来創造科学部の高官は、上半期にロードマップを策定し、下半期から開発に着手すると表明している。公共分野では46万台のPCにWindowsがインストールされているが、これを来年から新OSに順次更新していく方針で、リプレースには3年がかかるとの見通しを示している。

 韓国において脱Windowsの試みは過去にも行われており、韓国電子通信研究院 (ETRI) は2005年にBooyoというGNU/Linuxディストロをリリースしている。また、民間ベースではHancomが日本、中国、ベトナム、タイのベンダーと共同でAsianuxの開発に参加したり、TmaxSoftが2009年にWindows互換を謳ったTmax Windowをリリースしている。しかしながら、いずれも広く普及するには至っていない。

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