チタンヘッドのゴルフクラブから放たれる火花が火事の原因になる

2014年3月25日 13:05

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 カリフォルニア大学アーバイン校の研究チームが、チタンヘッドのゴルフクラブを振った際に高温の火花が発生し、それによって火災が発生する可能性があることを実験で明らかにしたそうだ(The New York Timesslashdot)。

 ゴルフクラブから火花が出ることをにわかには信じられない人も多いというが、研究チームの一人は、学生のころチタン材によって起きた火が布に燃え移るのを目の当たりにした経験があるという。石を使ってティーショットを打った実験の様子をハイスピードカメラで撮影した映像では、チタンヘッドのクラブを使った場合に火花が散る様子が収められている。ステンレスヘッドでこのような火花は発生しなかった。

 この火花は、チタンヘッドが石などに当たった衝撃でその表面が削れ、その破片が燃えるために発生しているそうだ。これが乾燥した植物などに着火し火災の原因となるという。

 ティーショットで石を打つことは無いとしても、ボールが石の多いエリアに落ちる可能性はある。地元の消防隊長はこのような状況では決してボールを打たず、ペナルティを取るかライを改善するよう勧告しているとのことだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | テクノロジー | サイエンス

 関連ストーリー:
ロブスターの殻で作られたゴルフボール 2011年04月28日
夏休みの自由研究に「Mad Science――炎と煙と轟音の科学実験54」はいかが? 2010年07月24日
ゴルフ、スイングしたら大火事に 2010年04月12日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事