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ソニー、4K対応のプロジェクターを国内初公開
18日、ソニー<6758>は東京・銀座で3月19日から4月13日まで開催されている「Life Space UX Exhibition」にて、フルハイビジョンの約4倍の高解像度を持つ映像技術「4K」対応のプロジェクターの試作機を国内で初公開した。
ソニーは今回発表された4K対応のプロジェクターにより、リビングの壁や天井、そしてデスクの上などを活用した新しい映像体験を提案したいとしている。例えば試作機のうちの1つである「4K超短焦点プロジェクター」であれば、普段は何もないリビングの壁に夕焼けなどの映像を映し出すことで、あたかもそこに窓があるかのような、リラックス空間の演出が可能となる。この「4K超短焦点プロジェクター」は壁際に設置するプロジェクターの位置をずらすことにより、66~147インチまで画面の大きさを変えることが出来、映画やコンサート映像などが高精細で楽しめる。
「4K超短焦点プロジェクター」以外にも、テーブルの上に高品位な映像を映し出すことでタッチスクリーンとして活用することの出来る「テーブルトップスクリーン」や、超短焦点プロジェクターと照明システムを組み合わせた「天井プロジェクター」、そして普段は鏡として生活に溶け込みつつも、簡単なタッチ操作で情報ディスプレイに変化する壁掛けミラー「ウォールディスプレイ」といったような商品の試作品も公開されている。
ソニーは今回発表された試作品を、「移住空間に秘められた場に着目した、空間価値を最大限に広げるソニーの新たなチャレンジ」としており、「Life Space UX Exhibition」にて、実際の移住空間を使って「4K超短焦点プロジェクター」「テーブルトップスクリーン」「天井プロジェクター」「ウォールディスプレイ」といったこれらのアイテムの展示を行っている。
「4K超短焦点プロジェクター」については今年の夏までに商品化を行い、アメリカで先行発売される予定だ。価格は約3~4万ドル(約300~400万円)となる見通しで、国内での販売も予定しているが、販売時期や価格に関しては未定とのこと。(編集担当:滝川幸平)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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