注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、ニコン、イオンなど

2014年3月17日 11:33

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記事提供元:フィスコ


*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、ニコン、イオンなど

ソフトバンク<9984>:8172円(前日比+443円)
急反発。中国アリババが米国でのIPO手続きを開始したと報じられている。米国での上場の方向性は織り込まれつつあったが、ここまで紆余曲折もあったことで、スケジュールが定まりつつあることが確認されたことは、ストレートに買い材料視される格好へ。本体で出資している13%分の株式の含み益は3兆円を超えるともされており、今後の成長に向けた財源になるとの見方も伝わっている。

ニコン<7731>:1721円(同-38円)
売り優勢。中国当局が同社の一眼レフカメラ「D600」の販売停止を命じたと報じられている。中国国営テレビが特番で、「D600」の品質問題を指摘しており、それに伴うものと捉えられる。ブランドイメージの悪化に伴い、短期的に中国における同社製品の販売減少などにつながるとの見方が先行。なお、「D600」に関しては、米国でも消費者が集団訴訟を起こしているもよう。

イオン<8267>:1115円(同-57円)
大幅続落。先週末に業績予想の下方修正、並びに、新たな中期計画を発表、前期業績の下方修正を嫌気材料視する動きが先行へ。営業利益は従来の2000-2100億円のレンジから、1700億円、前期比10.8%減益の水準まで下方修正。市場予想は1900億円強であったため、予想以上の下方修正となる格好に。ダイエー<8263>の不振に加えて、総合スーパーや食品スーパー事業が低迷した。中期計画では、17年2月期営業利益2800億円を目指すとの意欲的な目標だが、前回の中期計画は前2月期2700億円目標であったため、ストレートに評価する動きは限定的。

大林組<1802>:611円(同±0円)
しっかり。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も600円から720円に引き上げている。今後も高水準の受注が続くと見られる中、ゼネコンの価格交渉力は高まりつつあり、来期以降利益率は徐々に改善していくと想定している。先週は、シティやクレディ・スイス(CS)でも投資判断格上げの動きが観測されるなど、足元で投資判断格上げの動きが目立つ状況に。

大崎電気工業<6644>:645円(同+36円)
急反発。スマートメーター関連銘柄の一角として買われている。電力各社では2024年度までにスマートメーターを全世帯に配布する方針を固めたと伝わっている。従来よりも1-3年前倒しする格好となるもよう。スマートメーターの量産に伴う業績成長期待などが再燃、業績拡大ピッチも早まるとの期待につながる。

澁谷工業<6340>:2660円(同+102円)
大幅反発。一部で最高益更新企業として特集記事が掲載されている。無菌重点装置での高いシェア、原価低減の強みなどが評価対象となっているほか、再生医療関連の売上高を今期の5億円から5年後には100億円に増やすといった社長コメントも伝わるなど、バイオ関連としての位置づけを一段と高める状況にも。

東京製鐵<5423>:517円(同+26円)
買い優勢。4月の鋼材価格を発表している。4月のH形鋼価格は1トン=8万円としており、前月比横ばいの格好になっている。鉄スクラップ価格の下落に伴って、値下げが想定されていた中、ポジティブな反応となっている。今後のマージン改善などが期待される状況にも。なお、他の電炉株には目立った波及効果が見られていない。

トリケミカル<4369>:236円(同+24円)
急伸。先週末に本決算を発表し、今期営業利益は前期比3.2倍の1.5億円と大幅増益見通しとなったことが材料視されている。半導体向け新規材料の拡販に注力するほか、太陽電池向け材料についても日本を含む東アジア地域を中心とした販売活動に注力し、売上高の回復につなげると。同時に中期経営計画を発表し、17年1月期営業利益は4.2億円を見込んでおり、中長期的な業績拡大期待が高まる格好にも。

エニグモ<3665>:4925円(同+390円)
買い先行。先週末に本決算を発表し、今期売上高は前期比30.5%増の23.8億円、営業利益は同17.4%増の10.0億円と増収増益見通しとなったことが好材料視されている。今期は「BUYMA」の安定的・継続的な発展のため、例年に比べて積極的に広告・広報活動を実施することで知名度向上を目指すほか、ショッピング・サイトとしての魅力を向上させるために引き続き取扱商品の拡充・ユーザビリティの向上に取り組むと。

菊池製作所<3444>:6550円(同+410円)
買い先行。ロボット関連への物色が継続している。サイバーダイン<7779>の上場に向けてロボット関連への関心は高いほか、手掛かり材料難の中で引き続き短期資金が向かっている。また、本日は中小企業が独自技術を生かして介護分野に参入する動きが広がっていると報じられ、「マッスルスーツ」が取り上げられたことであらためて関心が高まる格好にも。《KO》

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