スティーブ・バルマー氏、Microsoftの取締役会と対立していた

2014年3月7日 14:07

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 スティーブ・バルマー氏は、引退を決める前の2013年6月、取締役会と大喧嘩をしたとされる。原因はノキアの買収問題だ。ビル・ゲイツ氏や取締役会はMicrosoftがノキアを買収し、スマートフォンの製造に携われることを望んでいなかった。このノキアを巡る取締会でのやりとりはバルマー氏の叫びが会議場の外に響くほど激しいものであったという。一方、取締役会側も我慢の限界にあったようだ。10年以上にわたりバルマー氏にさまざまな権限を与えてきたが、PC市場におけるMicrosoftの影響力は小さくなる一方だったからだ(Business InsiderBloomberg BusinessWeekslashdot)。

 バルマー氏はノキアの携帯電話事業と地図・位置情報サービス部門の両方を買収する意向だったが、結局、携帯電話事業のみを72億ドルで買収することで決着が付いた。しかし、この買収はバルマー氏の引退を決定付けるものになったようだ。その後バルマー氏は「ハードウェア事業への参加に後悔していないのか」という問いに対し、今でも大きな意味を感じるとコメントしている。

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