痛みを伴わない虫歯の根管治療法が開発される

2014年2月27日 13:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 虫歯で歯の根や神経まで進行してしまった場合、強い痛みを伴う「根管治療」が必要となる。これに対しインド・ニューデリーの歯科医であるNaseem Shah氏とAjay Logani氏が、従来の根管治療よりも安くてなおかつ痛みのない虫歯の治療法を開発したとのこと。米国特許商標庁に特許取得を申請中、オーストラリアではすでに特許を取得しているとしている(GIGAZINE)。

 この治療法は「SealBio」と呼ばれており、患者自身の幹細胞を利用する技術。SealBioでは、根管に患者自身の幹細胞を詰めることで組織障壁となって虫歯になった患部の再生を可能にするという。

 虫歯に侵された根管を幹細胞で満たすことで、数週間から数カ月かけて組織を徐々に修復。AIIMSの歯科医によると、SealBioの技術は従来の治療法で利用する設備を必要としないため、患者に痛みを感じさせないだけでなく、治療にかかるコストや時間も削減できるとしている。

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