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中国人民元の急落:「米国に圧力」との見方も、不動産価格にとってはリスク要因
記事提供元:フィスコ
*11:11JST 中国人民元の急落:「米国に圧力」との見方も、不動産価格にとってはリスク要因
人民元の対米ドル相場が大きく下落している。25日の上海外国為替市場では6営業日続落し、ブルームバーグによれば約3年ぶりの下げを記録した。中国人民銀行(中央銀行)が取引基準値を元安方向に設定し、下落を誘導していることが背景。人民銀は、市場の一方的な元高観測を変え、許容変動幅の拡大に向けた準備を進めているとの観測が浮上している。
また、モルガン・スタンレー(MS)ではその他の可能性として、元安によって米国に圧力をかける狙いが中国にあるとみている。新興国は米国に対し、量的緩和の縮小において慎重な方法をとるよう求めてきた。中国は自国通貨安を通じて米国に圧力を与えることのできる唯一の国だと指摘されている。
このほか、人民銀が元安誘導を行うことで、利ザヤ狙いのホットマネーの流入に打撃を与える考えとの見方もある。ただ、人民元相場の下落が続き、資金の流れた逆転した場合、不動産などの資産価格が下落するリスクが指摘されている。
市場では、人民元の1日当たりの許容変動幅が基準値の上下2%(現行は対米ドルで上下1%)まで拡大されると予測されている。タイミングとしては、3月5日にスタートする全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の閉幕後との見方が出ている。《NT》
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