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モノ造りを革新的に変えてくれるモノ「3Dプリンター」
■3Dプリンター=モノ造りの革新的なツール
“3Dプリンター”を皆さんはご存じでしょうか。
先日、NHKのテレビで「メイドインジャパン・新成長戦略・国家の攻防」と題して放送していましたが、今モノ造りの変革で大きなトリガーになりそうな3Dプリンターの話です。
言葉だけからは、我々が通常使っているパソコンと連動している紙の印刷出力のプリンターのようですが、全く違っていて、モノ造りの革新的なツールです。
原理は3次元のCADで作成したデータをこの3次元プリンターに送ると3次元の立体の造形物を自動的に作ってくれます。英語ではRapid Prototypingといわれ立体モデルの造形を可能にするツールです。
■手軽に手に入る3Dプリンター
今までは3次元のCADがあってもこのデータで紙の図面を出力し、試作金型をつくり、この試作型で成形して立体のモデルを作ります。製作期間も早くて2ヶ月~3ヵ月かかります。ところが、この3Dプリンターがあると長くて1晩でこの立体モデルを作成してくれます。従来のモノ造りの方法を革新的に変えてくれる製品です。
10年前からこの3Dプリンターがありましたが、価格が数千万円~億単位しました。これが、現在は精度の高いもでも500万円レベルで手に入り、安いものでは10万円台のものもあります。この価格低下により一気に普及しだしたのではないかと思います。
3Dプリンターで使える材質はABS樹脂のような樹脂が主体ですが、最近は金属の材料も使用でき、試作品、金型等にも応用できるようです。
用途は量産メーカの試作モデル、金型、販売用の少量生産品、フィギィア等の模型玩具、医療用の人体モデル等かなり多用途に使われだしています。
これから3次元CADと3Dプリンターがあれば、従来の開発のプロセス、モノ造りのプロセスを革新的に変えてくれる企業に取って、夢のような製品だと思います。
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