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エリック・チャーチの新作が2014年最高の初動売上枚数獲得で全米No.1獲得
カントリー・シンガー、エリック・チャーチの新作『ジ・アウトサイダー』が堂々のNo.1デビューを果たした、3月1日アルバムチャート。
年末年始のセールス好調期から一転、その勢いを落とした1、2月のアルバム・セールス不調をも覆す310,000枚を獲得して堂々のNo.1デビューとなったエリック・チャーチ。2014年に入ってから最高の初動売上枚数獲得アルバムとなり、170万枚を突破した前作『チーフ』(2011年)に続く、Billboard200、カントリー・チャートでの連続首位獲得をマークした。2006年にデビューを果たしてから、セールス、ツアー共に絶好調のエリック・チャーチは、ゆるやかなカントリー・ソングというよりは、ロック色の強いナンバーが多いことで、王者ガース・ブルックスの再来ともうたわれている実力者。本作でも、前作に続くミリオン認定は間違いなさそうで、来年のグラミー賞では、この『ジ・アウトサイダー』で、カントリー・アルバムを受賞することが期待される。
一方、セールス不調の中でも、毎週10万枚近いセールスをキープし、首位をマークした、『アナと雪の女王』のサントラ盤は、今週も10万枚をセールスし、2位をキープした。日本時間、3月3日に開催されるアカデミー賞も近付いていることから、次週一旦、セールスが落ちたとしても、3月中、再びセールスが回復することは間違いなく、20週以上はTOP10内をキープしそうな勢いだ。アメリカでは、イベントごとにアルバムのセールが行われたり、ギフトとして購入されることから、今週もバレンタイン週間ということで、ビヨンセ(4位)や、トニ・ブラクストン&ベイビーフェイスの『恋愛~結婚~離婚』(8位)、マイリー・サイラス(10位)などが売上げを伸ばした。
また、先週のスーパー・ボウル効果が引き続き、ブルーノ・マーズの『アンオーソドックス・ジュークボックス』は登場62週目にして、5位にランクイン。グラミー賞の影響も、まだ続いているようで、イマジン・ドラゴンズの『ナイト・ヴィジョンズ』は12位から6位に、ロードの『ピュア・ヒロイン』は7位に停滞している。
TOP10以下では13位にザ・グリッチ・モブの2ndアルバム『ラブ・デス・イモータリティ』が初登場。エレクトロとヒップ・ホップの融合である、グリッチホップを世に広めた3人組のユニットで、2010年のデビューから約4年ぶりの新作で、初のTOP20入りを果たした。アルバムの予約をすると先行シングル「キャント・キル・アス」が無料ダウンロードできるという戦略からセールスが伸びたと思われる。近年では、こういったアルバム・プロモーションを行うアーティストが多くみられるようになってきている。
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※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。
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