TVを外出先で見るための「リモート視聴」の要件が発表される

2014年2月20日 17:07

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が、「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件 Ver1.0」を公開した。これまではチューナーを有する製品から直接宅外へ転送を行うことや、生放送のリアルタイム転送は行えなかったが、今回のリモート視聴要件ではそれらが可能となる(Phile-web日経ITpro)。

 宅内では、あらかじめ親機とペアリングを行っておいた子機のみリモート視聴が可能。ペアリングの有効期間は最長3か月、同時にペアリングできる子機は6台まで。また、同時にリモート視聴が可能な子機の台数は1台となる。

 なお、親機に録画・保存したデジタル放送コンテンツを、宅外の子機にコピー/ムーブすることも禁止されている。また子機に搭載されるリモート視聴用アプリには、視聴中のコンテンツをキャプチャーするための機能を設けることができない。そのほか、明らかにCMスキップを目的とした機能は設けないことが望ましいとされている(タイムラインバー、早送り、巻き戻し等は可能)。

 なお、「IPインタフェース出力において送信パケットの宛先IPアドレスが、親機のIPアドレスと同一サブネット内に限定される場合」が「宅内」、そうでない場合は「宅外」とされるそうだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | テレビ | インターネット

 関連ストーリー:
14年1~3月に「ハイブリッドキャスト」実証実験開始、民放キー局も参加 2013年12月16日
ファイル共有からシェアを奪うYouTubeやNetflix 2013年11月14日
ソニー、新著作権保護技術「SeeQVault」対応のポータブルワイヤレスサーバーを発表 2013年10月02日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事