脳死となった妊婦、6週間の延命を経て出産

2014年2月17日 14:09

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 カナダにて今月8日、妊娠中に脳死状態となり延命治療を施されていた女性からの、帝王切開による男児の出産が成功したという(NHKAFPBBニュースロイター)。

 記事によると、女性は昨年12月末に妊娠22週目で急性脳出血を起こし、脳死状態と診断された。病院側との話し合いの結果、胎児が生存できる状態になるまで延命治療を続けることになり、妊娠28週目となった今月8日に帝王切開が行われ、出産に成功した。女性は出産翌日に、予定通りではあるが、生命維持装置が取り外されまもなく死亡した。

 先月には、米テキサス州において同様に脳死状態となった妊婦の延命を巡って裁判が起きており、こちらの事例では本人の事前の意思に従い、延命が停止されたという。

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