米陸軍研究所、常温保存で賞味期限3年間のピザを開発中

2014年2月17日 12:27

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 米マサチューセッツ州にある米陸軍ネイティック兵士研究所では、常温保存できる賞味期限3年間のピザの開発が行われているという(PHYSslashdot)。

 兵士に配給される食事について毎年調査を行っているとのことだが、兵士から最もリクエストが多いのがピザなのだそうだ。ところが、トマトソースやチーズ、トッピングに含まれる水分が時間とともにピザ生地に浸透してしまうため、ピザ生地がふやけてしまい、カビやバクテリアの温床となってしまうのだという。だが数年間に及ぶ開発の末、湿潤材を用いることで水分が生地に浸透するのを防ぐ方法を見つけたとのこと。

 また、ソースやチーズ、生地の酸性度を調整することで酸素量の上昇及びバクテリアの増殖を抑制し、常温でも3年間新鮮さを保つことが可能になったとのこと。鉄粉を使った脱酸素材を同包することで、ピザのパッケージに残留した空気を吸収させているのだそうだ。

 まだ開発中であるため兵士のほとんどがまだ試食を行っていないが、同ピザの開発者によれば、プロトタイプのペペロニピザは満足のいく味に仕上がっているとのこと。だがクラスト部分は通常のピザに比べるとクリスピーさに欠け、若干湿った感じがするという。また、同ピザは常温のまま食することになるため熱々を頂くことはできない。

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