注目銘柄ダイジェスト(前場):楽天、JUKI、フルキャストHDなど

2014年2月17日 11:34

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記事提供元:フィスコ


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):楽天、JUKI、フルキャストHDなど

楽天<4755>:1520円(前日比-137円)
急落。同社は先週末14日に決算を発表、10-12月期営業利益は192億円となり、市場観測を80億円程度下振れている。70億円程度の一過性費用を考慮しても、市場の期待値までには達せず。海外事業の伸び悩みなど依然として課題として意識される格好に。また、対話アプリ大手の「バイバー」買収を発表しているが、期待材料視する動きは限定的にとどまっている。SMBC日興証券では、まずは海外M&A案件の赤字縮小を見たいと願ってきたため、相次ぐ大型買収にはネガティブな印象は否めないと指摘している。

JUKI<6440>:221円(同+28円)
急伸。先週末に発表した決算内容が評価材料に。前期営業利益は51.5億円、第3四半期決算時に上方修正した数値43億円を大きく上回る着地に。今期は63億円で前期比22%増益見通し、四季報予想の51億円を上回り、2円の復配も実施する計画に。新興国地域での売上増加や円安基調の継続が業績上振れの背景に。

フルキャストHD<4848>:292円(同+65円)
急反発。先週末に決算を発表、無配予想であった配当金を14円にすると発表、07.9期以来の復配となり、買い材料視される格好に。また、今期の大幅増益見通しもプラス材料に。前期営業利益は3.4億円で前期比81%減益、従来予想の4.3億円を下振れた。一方、今期は7億円から8.5億円のレンジと予想、前期比倍増の見通しとしている。新サービスへの業態転換の効果表面化などに期待。

三菱ガス化学<4182>:636円(同-39円)
売り優勢。シティでは投資判断を「1」から「2」に格下げ、弱材料視される格好になっている。目標株価も920円から750円に引き下げへ。構造改革に加えて、好事業環境下にもかかわらず収益改善の程度は小さく、今後の収益拡大ペースも緩慢なものになると指摘へ。期待のニュースフローも発表済みで、目先はメタノールも下落に転じる可能性が高いことから、株価上昇のカタリストも少ないとみているもよう。

図書印刷<7913>:407円(同+50円)
急伸。リクルート関連銘柄として物色されている。保有するリクルート株の含み益が時価総額と比較して大きい銘柄と位置づけられているが、先週末には今年のIPOの目玉の一つとされていたジャパンディスプレイ<6740>が上場を発表しており、次はリクルートのIPOに焦点が向かうとの見方にも。

ケネディクス<4321>:336円(同-24円)
急落。同社が先週末に発表した決算内容が嫌気されている。実績値は先の修正値通りの着地となったが、今期営業利益は52億円で前期比25%減益、四季報予想の75億円などを大きく下振れており、マイナス視される格好に。復配を発表したほか、中計の1年前倒し達成を目指す状況にもなっているが、想定線と捉えられる形にも。不動産株安の流れが続いているほか、個人投資家の投資マインドが悪化していることなども逆風に。

ファンコミ<2461>:4445円(同+420円)
大幅高。3月7日をもって、東証1部または2部への市場変更を発表したことが材料視されている。同時に、3月31日を基準日として1:2の株式分割、160万株の株式売り出し、発行済株式数の13%に当たる自社株消却を発表。また、市場変更記念配当や創業15周年記念配当を実施し、期末配当予想は1株当たり14円と分割考慮後では実質増配となったことも支援材料に。

オウチーノ<6084>:ストップ買い気配
ストップ買い気配。先週末に本決算を発表し、今期売上高は前期比37.2%増の22.4億円、営業利益は同50.9%増の3.9億円と大幅な増収増益見通しとなったことが好感されている。今期も住宅・不動産関連ポータル事業の規模拡大のため、効果的なプロモーション活動により「O-uccino」ブランドの浸透を図る。四季報予想の営業利益は2.8億円が見込まれており、想定以上の業績拡大見通しが前向きに評価されている。

レーサム<8890>:120300円(同-10900円)
大幅続落。先週末に4-12月期決算を発表し、売上高は前年同期比46.8%増の142.8億円、営業利益は同55.2%増の24.8億円と大幅な増収増益で着地した。ただし、10-12月期営業利益は8600万円に留まり、上期の24.0億円から急減速となっている。また、通期の営業利益は43.0億円が見込まれており、通期計画の下振れ懸念も台頭する格好に。

UMN<4585>:2830円(同+285円)
大幅反発。第一三共<4568>とノロウイルスワクチンの共同研究契約を締結したと発表したことが材料視されている。同社独自の製造プラットフォームを用いて製造した組換えノロウイルス抗原を第一三共に提供し、第一三共は新規投与デバイスを用いたノロウイルスワクチンの開発可能性を確認することを目的とした基礎研究を実施すると。

カイオム<4583>:4235円(同+700円)
ストップ高。海外の製薬会社が、新薬開発の場を日本に置く動きが相次いでいると報じられたことが材料視されている。医学研究の司令塔「日本版NIH」の創設などで、今後は開発環境が整うと判断したようだ。英グラクソ・スミスクラインは同社と連携し、抗体作成技術を研究開発に生かすとも伝わっており、あらためて関心が高まる格好に。

J・TEC<7774>:373500円(同+28000円)
買い先行。富士フイルム<4901>による実質子会社化を発表したことが材料視されている。1万8000株分の新株予約権を発行し、新株予約権を全て行使した場合、富士フイルムグループの持ち株比率は50%を超えて実質的な子会社化となる見込み。今後は、富士フイルムが開発した細胞培養足場材を活用した再生医療製品の研究開発業務を同社が受託し、再生医療の実用化に向けた取り組みを加速すると。《KO》

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