日本株の需給を巡る市場の思惑

2014年2月17日 11:00

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記事提供元:フィスコ


*11:00JST 日本株の需給を巡る市場の思惑
投信運用会社JPモルガン・アセット・マネジメント(JPMA)は、従来の”投信銘柄”とはやや異なる中小型株・新興株の積極的運用で知られる。大量保有報告書で、その名義が出ただけで人気化し、多くの急騰銘柄を輩出して来た。日本株運用の代表ファンドは「JPMザ・ジャパン」で2年連続のファンド大賞を受賞している。アベノミクス相場に乗り、基準価格は2万円程度から、昨年前半に一時5万円に乗せた。

ただ、5月のバーナンキ・ショック以降、市場の中小型・振興銘柄波乱とともに運用成績は波乱の展開を余儀なくされている。年明けも波乱は続き、2月3日には1日の下落率が5.21%に達し、先週末には基準価格が4万円割れとなった。6−7日は大量保有報告書で28銘柄を提出(JPMA名義なので「ザ・ジャパン」銘柄かどうかは不明。全てを確認した訳ではないが、大半が保有減と見られる)した。14日も日本コンクリート工業の7.1%を筆頭に28銘柄中24銘柄が下落、13日のDMG森精機、東京建物などの急落も目に付いた。15日付日経新聞は、金融株でアイフルの年初来下落率が30.5%、不動産株で東京建物が27.6%に達し、両セクターの下落に波及していることを伝えた(「海外勢が下げ主導」と書かれたが、JPMAの保有減とともに提灯筋も一斉に処分に動いていると見られる)。両銘柄ともJPMAが積極的に買ったことで知られる。《MK》

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